石神井公園の概要
緑豊かな木々に囲まれ落ち着いた風情の三宝寺池と、ボートで賑わう石神井池、二つの池を中心とした公園です。
昭和34年3月11日に開園し、面積は約225,650.03平方メートルです。
3月下旬から4月上旬には約170本のソメイヨシノが、4月中旬には約70本のヤマザクラが咲いています。
園内は地形を利用した階段や坂が多く起伏に富んでおり、樹木も多く自然が残されています。公園内にある三宝寺池沼沢植物群落は、国の天然記念物にも指定されています。
石神井公園駅からは徒歩10分以内、また旧早稲田通りや井草通りに面しており、どの交通機関でも訪れやすい立地です。
石神井池側の売店でレンタルしているボートで、水上から桜を眺めるのがおすすめです。
ライトアップや桜祭りは行われていません。
実際に行った感想
少し肌寒い3月下旬に訪れましたが、池沿いの桜はよく咲いていました。石神井池の円周を歩くと、桜はもちろん柳の若葉や、複数の種類が生息している水鳥にも目を奪われます。
人出はややありましたがが、ライトアップや出店がないためか、人の流れに停滞感や閉塞感はありませんでした。
穴場情報
石神井池の向かい、横断歩道を渡った三宝寺池側です。
こちらには、池にせり出すように東屋が建っています。その東屋の奥に小さいながら厳島神社もあり、桜・東屋・厳島神社を一度に眺められる場所が穴場です。
東屋周辺には鯉がたくさん生息し、近寄ると大群の鯉が口をパクパク開けて餌を欲しがるので迫力があります。
家族で行くのにおすすめ
園内には広場が7ヵ所(遊具のある広場も数か所あり)、ベビーベッドやベビーチェアの併設されているトイレが4ヵ所あるので、小学生や小さい幼児のいるご家庭でも安心して滞在できるので、ご家族連れにもおすすめです。
子連れ、赤ちゃん連れの注意点
ベビーベッドやベビーチェアの併設されているトイレは4ヵ所あるので、そちらはあまり心配ありません。
しかし、池の円周には柵や手すりのない場所も多く、足場がウッドデッキや石畳の箇所もあります。お子さんが池に落ちたり、ベビーカーが段差に引っ掛からないよう注意が必要だと感じます。
デートにおすすめ
石神井池の売店では貸しボートも営業しています。
手漕ぎボート(60分/700円)、スワンボート(30分/700円)などがレンタル可能です。手漕ぎボートで頼りがいのある所を見せたり、スワンボートで協力することで、お二人の絆を深められると思います。
ボート上から眺める、桜と池が一体となったような風景はとても素晴らしいので、是非お二人でご覧になってください。
ただし、週末のボート乗り場は混雑している可能性が高いのでご注意ください。
見頃時期
3月下旬から4月中旬までが例年の見頃時期です。
気候にもよりますが、4月に入ってから上旬までが満開のようです。
入場料
無料
※ボートや売店など、一部施設は有料です。
営業時間
常時開園
※売店、ボート乗り場は木曜日休業
※石神井池南側園路および野外ステージの改修工事のため、一部通路通行止め(2020年3月中旬まで)
所在地
〒177-0045 東京都練馬区石神井台1丁目26−1
アクセス(行き方)
自動車での行き方
中央自動車道高井戸ICから都道311号(環八通り)を経由。
都道25号(旧早稲田通り)を石神井公園方面へと進み、そこから自動車で8km程。
鉄道での行き方
西武池袋線「石神井公園」駅で下車。そこから徒歩7分
バスでの行き方
西武新宿線「上井草」より長久保行きバス「三宝寺池」下車、または石神井公園行きバス「石神井公園」下車。そこから徒歩すぐ。
駐車場情報
73台停車できる有料駐車場があります。
最初の1時間は400円で、以降30分毎に200円の駐車料金がかかります。
混雑状況
例年約5万人が訪れ、広場にシートを広げているグループもみられますが、週末であっても目立った混雑はありません。
ゆったりと過ごすのであれば、平日の方がおすすめです。
宿泊情報
公園周辺や石神井駅周辺には大きな宿泊施設はありません。池袋や新宿など、近隣の主要駅がおすすめです。
食事情報
屋台などの出店はありませんが、園内にパークス石神井店(売店)と、豊島屋(休憩所)があります。
パークス石神井店では焼きそば(400円)や大たこ焼き(460円)などが販売されており、特におすすめは三福だんご(1本350円)です。くるみ味噌味と、特製しょう油ダレ味があります。
豊島屋は、昔懐かしい茶屋の雰囲気で、各種そば・うどん・丼(650円から1,000円程)や甘酒(350円)、瓶ビール(650円)などを注文し、屋外の座敷で飲食できます。
また、石神井駅前にはスーパーマーケットや、テイクアウトのできる飲食店が軒を連ねているので、そちらで購入することも可能です。
まとめ
- 落ち着いた風情の三宝寺池と、ボートで賑わう石神井池、二つの池を中心とした公園
- 昭和34年3月11日に開園
- 3月下旬から4月上旬に約170本のソメイヨシノ、4月中旬に約70本のヤマザクラが咲く
- 園内は起伏に富んでおり、樹木も多く自然が残されている
- 三宝寺池沼沢植物群落は、国の天然記念物
- 石神井公園駅からは徒歩10分以内
- 石神井池側の売店でレンタルしているボートで、水上から桜を眺めるのがおすすめ
- ライトアップや桜祭りは行われていない