馬込文士村を散策!大田区立郷土博物館を楽しみ川瀬巴水グッズをお土産に

大田区立郷土博物館 馬込文士村レリーフ 博物館

大田区立郷土博物館の魅力

住宅街の中に佇む、こじんまりとした博物館。多摩川を中心とした大田区の歴史、大森貝塚、海苔、馬込文士村などについての歴史が常設展示されている。

歴史の教科書で習った大森貝塚くらいしか知らなかったが、いろいろと興味深かい展示内容。中でも馬込文士村についての展示が素晴らしい。馬込の街全体のジオラマがあって文士の名前のボタンを押すと居住地が光るという仕組みになっている。写真や原稿の展示もあって、当時の文士たちの交友関係や生活の息吹を感じることができた。

料金・営業時間

常設展は入館無料。特別展の観覧料については要問合せ。
開館時間は午前9時から午後5時だが、平日月曜日と年末年始は閉館。

イベント情報

私が訪れたときは「嶺の御嶽山と一山行者」展が行われていた。大田区界隈での民間信仰がテーマ。モノクロフィルムの当時の映像も流れており、昭和の雰囲気を感じることができた。

住所・電話番号

〒143-0025 東京都大田区南馬込5丁目11−13
電話: 03-3777-1070

アクセス(行き方)

JR大森駅と都営浅草線西馬込駅の中間くらいにあるので、以下のルートがおすすめ。

  • JR大森駅から行く場合:北口改札(山王方面)から出る
    東急バス4番乗り場の「荏原町駅入口行き」または「蒲田駅行き(平日の日中のみ運行)」で「万福寺前」下車、約150m(徒歩約2分)
  • 東急大井町線荏原町駅から行く場合:東急バス「荏原町駅入口(※)」から「大森操車場行き」で「万福寺前」下車、約150m(徒歩約2分)
    ※「荏原町駅入口」バス停は、荏原町駅から約400m離れている
  • 都営浅草線西馬込駅から行く場合:東口改札から、約450m(徒歩約7分)

駐車場情報

6台分

混雑状況

平日の昼下がり、他に5~6組の入館者。
静かにリラックスして、自分たちのペースで展示を見ることができた。

宿泊情報

JR大森駅近辺にいくつかビジネスホテルがある。

食事情報

館内にカフェ、レストランの類はない。近辺にはコンビニが数軒あるので、春秋の天気の良い日には、サンドイッチなどの軽食やコーヒーを買って、館外の緑地で食べると気持ち良い。

大森駅、西馬込駅それぞれの近くには多数の飲食店がある。

デートで行くのにおすすめ

文学、歴史好きのカップルにおすすめ。馬込村の中心人物だった尾﨑士郎宇野千代は破局してしまいましたが、その理由についてそれぞれの立場になり切って意見を述べるのも楽しいかも。

こちらの博物館ではもちろん、駅や近隣の区役所出張所や図書館などの施設には馬込文士村散策マップが無料配布されているので、散歩しながらこちらの博物館に立ち寄るのもおすすめ。

家族で行くのにおすすめ

第二次世界大戦中の写真パネルや配給についての記録、学童疎開や東京大空襲についての展示が印象的。小規模な展示ではあるが、子供と戦争と平和について話す良い機会になるはず。

多摩川の治水に関する展示では、床一面に大田区から横浜にかけての大きな地図、天井には巨大なとんび凧が揚げられており、楽しく見ることができる。とくに凧は想像していたよりもずっと巨大で見ごたえがある。

穴場

とても小さいが、お土産コーナーがある。日本画家川瀬巴水のクリアファイルやカレンダー、一筆箋などのグッズが販売されていてとてもよい。

大森貝塚と海苔づくりについて、それぞれ他に詳しく展示されている博物館があるが、こちらでは要点がわかりやすくがまとまっていて見やすい。

松竹の撮影所があった蒲田についてのコーナーもあり、池上本門寺で時代劇の撮影が行われていたことなど、映画ファンにとっては嬉しい。

子連れ、赤ちゃん連れでの注意

乳幼児を連れた母親向けのイベントも行われているようで、子連れにも入りやすい博物館。夏休みには麦藁細工を作ることができる子供向けの講座が開かれている。麦藁細工のおもちゃや日本全国の海の生き物の郷土玩具の展示はとてもかわいい。昭和の生活が再現されているコーナーでは「今の生活とくらべてみよう」という子どもたち向けのメッセージもあり、東芝一号機やレトロな洗濯機をみて子どもたちは驚く。

2階にはだれでもトイレ(赤ちゃんのオムツ替えシート付き)がある。

施設が40年近く前に建てられたものだが、バリアフリーになっており移動しやすい。こじんまりとした施設とはいえ展示を見るには1階から3階まで上がらなくてはならないので、エレベーターはあるもののまだヨチヨチ歩きの小さな子は気を付けたほうがよい。

まとめ

  • 多摩川を中心とした大田区の歴史、大森貝塚、海苔、馬込文士村などについての歴史を常設展示。
  • 馬込の街全体のジオラマ、写真や原稿の展示もあり、文士たちの交友関係や生活の息吹を感じることができる。
  • 駅や近隣の区役所出張所や図書館などで馬込文士村散策マップ(無料)を入手、散歩しながら博物館に立ち寄るとよい。
  • 第二次世界大戦中の写真パネルや配給についての記録、学童疎開や東京大空襲についての展示は、子供と戦争と平和について話す良い機会。
  • 多摩川の治水に関する展示では、床一面に大きな地図、天井には巨大なとんび凧が揚げられており、楽しい。
  • お土産コーナーは川瀬巴水グッズが販売されている。
  • 大森貝塚と海苔づくりについて、要点がわかりやすくがまとまっている。
  • 松竹の撮影所があった蒲田についてのコーナーもあり、映画ファンにとっては嬉しい。
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